新しい生き方!アドレスホッパーとは?

アドレスホッパー

「アドレスホッパー」
最小限の荷物を持ち、常に移動しながら働いたり生活したりする新しい生き方であり、働き方。

このアドレスホッパーという生き方を始めた先駆者としてあげられるのが、市橋正太郎さん。市橋さんは、2017年末から、今まで住んでいた家(賃貸マンション)を手放し、ホテルやゲストハウス、たまに実家や友人宅など様々な場所を一時的に借りながら暮らしています。

テレビや雑誌、ウェブマガジンなどでも取り上げられる頻度も増えてきていて、「アドレスホッパー」という言葉を見聞きする人も増えています。
ここでは、アドレスホッパーとは何かということと、個人的なアドレスホッパーの感想を紹介します。

アドレスホッパーの基本情報

アドレスホッパーとは、冒頭でも説明した通り日々「移動」しながら生活する新しい生き方・働き方です。

ポイントは「移動すること」です。
これはアドレスホッパーの先駆者でもある市橋さんがインタビューでも言っていることで、アドレスホッパーは「家を手放したいから」とか「家に縛られたくないから」とかそういう単なる思いから始まっていることではありません。

そもそもアドレスホッパーは最近生み出された生き方であり、アドレスホッパーになるための明確なルールや条件があるわけではありません。

強いて言うのであれば「日々住む場所や働く場所を移動すること」が挙げられます。
そのためアドレスホッパーだから絶対に「家をなくさなきゃいけない」というわけではないのです。

アドレスホッパーの本質は「移動」。

ぜひこのことを頭に入れてアドレスホッパーについて気になる人は、もっと深く調べていってみたり、ちょっと手を出してみたりするといいのかもしれません。

アドレスホッパーのメリット・デメリット

よくあるサイトで「アドレスホッパーのメリット・デメリット」がまとめられていますね。一応、このページでもそういった「大衆的なメリット・デメリット」というやつを簡単にまとめてみました。

アドレスホッパーになるメリット

アドレスホッパーのメリットとしてよく挙げられているのが以下の項目です。

① 暮らしに関わる固定費が少なくなる
→ 基本的にアドレスホッパーは家を持ちません。賃貸でも借りませんので、家にまつわる家賃・電気・ガス・水道代などがかかりません。

② ミニマリストになれる
→ アドレスホッパーは常に移動する人です。移動するのに一番の邪魔なものは「荷物」。
暮らしにおいて邪魔になる荷物を減らすことで、より簡単にアドレスホッパーとして生きることができますので、強制的にミニマリストの仲間入りができるわけですね。

③ 効率的
→ 効率的…らしいです。常に移動しているため、どこにいつでも好きな場所に拠点を作れます。もし取引先が遠くの田舎にあって、住んでいる場所が東京だったら、そこに通うなりなんなりしないといけませんが、アドレスホッパーならその近くに住んだり、なんなら取引先の人の家に住んだりなんて…できるからかもしれません。

④ 視野・価値観が広がる
→ アドレスホッパーは「生きる場所を変えられます」。
市橋さんのインタビューでもありましたが、常に自分で考え、決断する毎日を送れます。

そしてなにより様々な人や場所と巡り合えます。
日々、会社員・パート・バイトなどとして家から同じルートで同じ場所に向かう。
同じ人と話して、同じ内容の仕事をして、また同じルートで家に帰る。…という風にはなりません。

このようにアドレスホッパーにはメリットがあります。
しかし、これについて私が思うアドレスホッパーのメリットの本当のメリットは最後の視野・価値観が広がる以外にないのではないか?と思っています。

というのも、最初に挙げている固定費・ミニマリスト・効率的においては、アドレスホッパーでも、アドレスホッパーじゃなくてもできることです。

それを言うと最後の視野・価値観についても、アドレスホッパーじゃなくてもできるじゃないか?と思う人もいるでしょう。ええ、そうです。
正直なところ、バリバリのアドレスホッパーにならなくてもいいのです。
でもライトな…軽めのアドレスホッパーになるのを私はおすすめしたいのです。その理由は、まとめで紹介します。

アドレスホッパーのデメリット

メリットがあればデメリットがある、それが世の常人の常…です。

① 家がないのでその日の家探しが日々必要
→ 当たり前ですが、固定の決まった家がなく常に暮らしているのでアドレスホッパーはホテルやゲストハウスなどを転々とします。そのために住処を探さなければならない、という物理的なことがしいたげられるのです。

② 住民票を実家にするか、シェアオフィス、バーチャルオフィスにするか…
→ 固定の家はなくとも住民票は作らなければなりません。そのため、住民票の場所として実家やシェアハウス、はたまたバーチャルオフィスなどを活用しなければなりません。当然、実際に住んでいなくても住民税はかかります。

③ 家族(特に小さい子供)がいる人がアドレスホッパーになるのは…
→ デメリットというよりもなんとうか…家族がいるのにアドレスホッパーになるのは正直おすすめしません。特に小さい子がいるのであれば、その期間くらいはしっかり家族を守ることに徹してほしいところ。子供が可愛そうというよりは、お母さんが大変でしょうから…。とはいえ、家族でしっかり話し合って「いいよ」というのであればいいと思います。

④ 社会的信用情報が低下する

アドレスホッパーをとても短絡的に簡単にいうと「ホームレスのフリーランス」です。
家もなければ、仕事も安定しているとはいいがたいため、社会的信用情報は一気に下がります。クレジットカードを新しく作りたい!となったとしても、審査が下りないということもあるでしょう。

またアドレスホッパーをやめて一般的な世界に戻ることになったら、空白期間ができることになります。日本(世界も?)はまだまだアドレスホッパーや新しい働き方・生き方に寛容ではありません。「普通の会社」に再就職するときには、受け入れてもらえないこともあると知っておきましょう。

ここまでアドレスホッパーのメリットとデメリットを紹介しました。
なんとなくアドレスホッパーというものの全体像がつかめて来たところでしょうか。次は、アドレスホッパーに関するよくある疑問について簡単に紹介します。

アドレスホッパーの疑問

アドレスホッパーの基本、メリットとデメリットはわかったものの、細かいところはまだまだわからないことだらけ。
そんなアドレスホッパーのよくある(主に私が思った)疑問を調べてまとめました。

アドレスホッパーでも住民税が必要?

デメリットの紹介でちょっと触れましたが、アドレスホッパーとして常に住処を転々と変える生き方をしていても、今の日本では住民票の登録が必要です。

そして住民票を登録したなら、その登録したエリアに対して住民税が毎年必要です。
ただし、住民税は年間所得が100万円を越えた場合に発生するので、それ以下の場合はかかりません。
とはいえ、年間100万円以下の収入でアドレスホッパーとして生きるのはなかなか骨が折れることでしょう。そのため、しっかり働いてきっちり納税しましょうね。

ちなみに住民税は、エリアによって差があるのでよくよく考えて登録するといいでしょう。

アドレスホッパーの働き方・稼ぎ方とは?

アドレスホッパーの働き方にもっとも近しいのがフリーランスやノマドワーカーではないでしょうか。

自分のスキルや知識を生かして、他社から依頼された仕事をすることで対価をもらうというのが基本的な働き方なので、それはアドレスホッパーもかわりません。

働きたいときに働きたいだけ、生活費のために稼ぐこともできるのがアドレスホッパーの魅力ですね。あぁ、でもこれも別にアドレスホッパーだけが、というわけでもないですね。

アドレスホッパーって大変じゃない?

むしろ大変じゃない生き方・働き方ってあるんでしょうか?

私はアドレスホッパーではないので、大変かどうか実体験として話すことはできません。しかしアドレスホッパーは確かにめちゃめちゃ大変なこともあるでしょうが、めちゃめちゃ良いこともありそうな生き方です。

当たり前ですが、この世界に生きるのであれば「良いことも悪いことも」起きるのは「当たり前」です。
なんの変哲もない同じ毎日を過ごせば、「悪いこと」は起きないでしょう。でも同時に「良いこと」も起きないかもしれません。

でも常に変化するアドレスホッパーはどうでしょう?
常に変化し違う日々を過ごします。だからその日によってめちゃくちゃ悪い道に進むこともあれば、めちゃくちゃ良い道に進むこともある。

変化を恐れず変わることはとても大変なことですが、と同時に良いことがあるかもしれないという期待感を持てるのは「変化するアドレスホッパー」のほうではないでしょうか。

まとめ:個人的に思うアドレスホッパーの魅力

アドレスホッパーについてここまで個人の感想も交えながら紹介しました。

最後に、私が個人的に思うアドレスホッパーの魅力と最初のほうで話した「ライトなアドレスホッパー」をすすめる理由を紹介します。

アドレスホッパーの魅力は「移動」という市橋さんの言葉の通りだと思っています。

今いる場所から一歩踏み出すだけで景色が変わり、新鮮な気持ちになれます。
アドレスホッパーのように新しい場所に転々として、新しい出会いを楽しめるのは「普通の会社員」として働いている人にはできないことであり、そこが魅力となりえるのです。

同じことを繰り返すことで安心を得られる人もいるで、そういう人はアドレスホッパーには向いていません。でも別にそれはそれでいいんです。

だって全員がアドレスホッパーになる必要はありません。

アドレスホッパーのような生き方をしてみたい、できる環境にある人がやればいいだけなのです。そこは、ぜひとも勘違いしないでほしいところ。

私が思うライトなアドレスホッパーのすゝめ。

本当の本当に最後の話。

アドレスホッパーのわかりやすい定義って市橋さんの言うように「移動」です。
だったら、ちまたで言われている「家を持たない」、「ミニマリスト」、「フリーランス」を徹底していなくてもいいはずです。

なら私は「アドレスホッパーの魅力」をうまく活用して日々の生活に取り入れてみればいいと思うのです。

アドレスホッパーは、日々違う景色を見ながら自分の意志で、今日何をするのか、何を食べるのか、どこで寝るのか、いつ働くのかなど決めます。

では、これは日々の私たちの生活に取り入れられないことでしょうか?…違いますよね。全部は難しいかもしれませんが、その日その日で自分の意志で決められることがあるはずです。

例えば、いつもと違う通勤・通学ルートであえて会社や学校に行ったり、いつもは入らないお店に入ってランチを食べたり、ちょっとさぼってみたり特に理由はないけどホテルに泊まってみたり…などなど。

毎日同じ生活を繰り返して自分の世界の彩が「見えなく」なった人こそ、アドレスホッパーの概念である「移動」を取り入れて「今まで見えていなかった、見ようとしなかった世界を見て」みましょう。

小さなことからでいいんです。
今すぐアドレスホッパーになれといってすぐにできる人はなかなかいません。

アドレスホッパーに対してネットの反応は賛否両論そうでした。

私はこんな人間なので、その人やその人の周りがそれで「良い」と思っているなら良いのでは?と考えます。私もアドレスホッパーではありませんが、ちょっとばかり「移動」の精神が強めの人間なので既に取り入れていたこともちらほらありました。

アドレスホッパーという新しい生き方であり働き方は、これからもどんどん形を変えていくことでしょう。
コワーキングやノマドワーク、フリーランスなども年々その概念が変わっています。新しいことには問題も多く前途多難かもしれません。

でも選ぶか選ばないかは自由です。

アドレスホッパーという生き方がこの世界にあるんだということを認識しておくと「いざという時」あなたの役に立つ日がくるかもしれません。生きる上で、情報と考える力はなにより大切ですから。

未来のあなたへ、この記事がいつかあなたの未来の働き方・生き方の参考になりますように。

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